少し変わったお仕事をいただきました

先日、少しおもしろい?仕事をしました。

父の代からお付き合いのある大工さんから、相談をいただきました。
「廊下をまたいで2部屋ある和室。廊下の部分に畳を敷いて、2部屋をフラットにできないか」
というもの。 

廊下は通常、部屋よりも低くなっています。

板を下に敷いて、その上に畳を、、、とするのがオーソドックスな方法ですが、それだと横から見て板の部分と畳の部分が見えていまし、奇麗ではありません。さてどうしたものか。

最近、父から仕事で指導を受けることも少なくなっていたのですが、今回は父と2人で一緒に考えました。他の仕事の合間に意見を出し合って、作業に費やしたのは丸1日。

そうしてできあがったのは、厚さ4寸(約12cm)の畳。
通常畳は2寸ぐらいですから、倍になります。

通常の加工では実現できません。
材料の選定から機械のチューニングなど、試行錯誤して完成にこぎつけました。


下にあるのが今回作った畳。上に乗っているのが、通常の畳です。こうやって見ると、違いがよくわかります。


これでやっと、2部屋を畳でつながうことができました。このような普通ではない仕事は手間がかかってしまいます。が職人としては大変やりがいのある仕事。加えて今回は久しぶりに父と2人で考えながら1枚の畳を作り上げました。

大変充実した時間を過ごすことができ、お客様に感謝です。

表替えと新調

畳屋さんにもよりますが、お客様と直接お仕事をする事が多い今西畳店では、「表替え」が8割を占めています。

表替えとは畳の芯、畳屋は床と呼んでいる部分を残して、表のい草と縁を替えることです。これだけでも十分新しい畳の香りと清々しさを味わっていただくことができます。

表替えではなく、一から畳を作ることを新調といいます。

畳床がしっかりしている間は表替えでいいのですが、表面がボコボコしてきたり、柔らかい部分が出てきたりすると、新調をおすすめしています。目安は10年から15年くらいですが、一概には言えないのも畳の面白いところです。

先日も30年前の畳が表替えできるいい状態でした。

逆にまた床がしっかりしているのに「新調を」と言われると、表替えをおすすめしたりもします。

とは言っても、通常お客様が「表替えか新調か」を御判断するのは難しいことです。私達畳屋も実際に畳を見ないとわからないことが多いのです。

畳のことで気になることがありましたら、一度お近くの畳屋さんにご相談されることをおすすめします。

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